シューベルト:歌曲「糸を紡ぐグレートヒェン 」 "Gretchen am Spinnrade" D.118

指揮:クラウディオ・アバド Claudio Abbado
ルツェルン祝祭管弦楽団 Lucerne Festival Orchestra
ソプラノ:ルネ・フレミング Renee Fleming

『糸を紡ぐグレートヒェン』(独語:Gretchen am Spinnrade)D118は、1814年に作曲されたフランツ・シューベルトのリート。詩はゲーテの『ファウスト 第一部』を出典とする。
グレートヒェンは紡ぎ車を回しつつ、ファウストとその口車を思い浮かべて口ずさんでいる。ピアノ伴奏の反復リズムは、歌詞に応じて紡ぎ車が速まったり遅くなったりするさまや、グレートヒェンの気も狂わんばかりの昂奮を描写し、恋する娘の動揺や、悪魔の誘惑を効果的に暗示している。グレートヒェンの台詞がそのまま歌詞とされているので、明らかに女声のための歌曲であり、上記のような特色から、ソプラノとピアニストにとって意欲を求められるレパートリーとなっている。

シューベルト:糸をつむぐグレートヒェン

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