シューベルト:歌曲「アベ・マリア」 Ave Maria

transcription for Trumpet after Lied
トランペット: アンドリー・イルキヴ Andriy ILKIV
Chamber Music of Ukraine and Philharmonie of Nations

《エレンの歌 第3番》(ドイツ語: Ellens dritter Gesang, Ellens Gesang III)作品52-6(D.839)は、フランツ・シューベルトの最晩年の歌曲の一つである。1825年に作曲された。伸びやかで息の長い旋律ゆえに、シューベルトの歌曲の中では最も人気の高い一つであるが、作曲者の死後から2世紀近い現在でも、いくつか誤解もされている。その一つは、元々の歌詞に「アヴェ・マリア」と出てくるために、この歌曲が宗教音楽であると思われていることである。

変ロ長調。左手の簡単な持続低音に乗って右手6連符が歌手を盛り上げる。ピアノ伴奏は非常に簡単で右手で歌詞、左手で伴奏を同時に演じられるくらいである。B-A-B-D-C-Bの「Ave Maria」の歌詞は日本でも有名。シューマンは、歌曲集『ミルテの花』の第1曲「献呈(君に捧ぐ)」の後奏に、この旋律を使っている。

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