シューベルト:アルペジオーネ・ソナタ Arpeggione Sonata D.821

チェロ: 堤 剛 Tsuyoshi Tsutsumi
ピアノ: 中村 紘子 Hiroko Nakamura
Oct. 13, 1988 サントリーホール(東京)

 

アルペジョーネとピアノのためのソナタ イ短調 D.821は、フランツ・シューベルトが1824年11月にウィーンで作曲した室内楽曲。このソナタは、アルペジョーネのための作品では、こんにち現存する唯一の作品である。
《アルペジョーネ・ソナタ》は、《弦楽四重奏曲「死と乙女」》と同時期の作品であり、当時シューベルトは梅毒の進亢に苛まれ、度々の抑鬱症の発作に見舞われてもいた。おそらくそのためか、楽曲は全般的に暗澹たる表情に支配されている。

次の3つの楽章から成る。演奏時間は30分弱。
Ⅰ Allegro moderato
Ⅱ Adagio
Ⅲ Allegretto

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