パガニーニ:ヴァイオリン協奏曲 第4番 ニ短調

指揮: フランコ・ガリーニ Franco Gallini
コンセール・ラムルー Concerts Lamoureux(ラムルー管弦楽団)
ヴァイオリン: アルテュール・グリュミオー Arthur Grumiaux

ヴァイオリン協奏曲第4番ニ短調は、ニコロ・パガニーニが作曲したヴァイオリン協奏曲。
作曲年代は不明だが、1830年2月にパガニーニがジェノヴァの友人にあてて書いた手紙の中に「いま完成した」と記された手紙がある。初演は、おそらく1831年3月20日にパリ・オペラ座で行われた。

パガニーニの死後、楽譜は息子アキリーノのもとに保管されたが、やがて処分されてしまった。1936年にも同じことが繰り返されたが、その時、パルマのくず屋が買い取った紙束の中から、アキリーノの署名がある本作のオーケストラ譜が発見され、そのオーケストラ譜を買い取ったイタリアの蒐集家ナターレ・ガルリーニがその後、北イタリアのコントラバス奏者ジョヴァンニ・ボッテジーニ(1821年-1889年)の遺品の中にヴァイオリンの独奏パート譜を発見した。

その後、1954年11月7日に、アルテュール・グリュミオーの独奏ヴァイオリン、ラムルー管弦楽団、フランコ・ガルリーニ指揮(ナターレの息子)によって、パガニーニの死後、初めて演奏された。

全3楽章の構成で、演奏時間は約30分程度。
第1楽章 アレグロ・マエストーソ ニ短調、4分の4拍子
第2楽章 アダージョ・フレビーレ・コン・センティメント 嬰ヘ短調、8分の6拍子
第3楽章 ロンド・ガランテ:アンダンティーノ・ガイオ ニ短調、8分の6拍子

ヴァイオリン協奏曲第4番 (パガニーニ)

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