パガニーニ:ヴァイオリン協奏曲 第2番 "La Campanella" ロ短調 作品7

指揮: スタニスワフ・ヴィスロツキ Stanislaw Wislocki
ワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽団 Warsaw National Philharmonic Orchestra
ヴァイオリン: イヴリー・ギトリス Ivry Gitlis 1826

 

ヴァイオリン協奏曲第2番ロ短調 ラ・カンパネラ 作品7は、ニコロ・パガニーニが作曲した2番目のヴァイオリン協奏曲。第3楽章が「鐘のロンド」で有名である。「ラ・カンパネッラ」とも表記される。

ヴァイオリン協奏曲第2番の作曲年代は、1811年から1812年か1819年と1826年と推定されているだけで、確実には判明していない。また1824年にヴェネツィアで既に作曲されていたが、その時はまだオーケストレーションをしていなかったという説もある。パガニーニは1826年12月12日付の手紙に「クリスマスの後にサン・カルロ劇場で演奏会を行ない、ナポリではまだ弾いたことがないヴァイオリン協奏曲第1番と、鐘のオブリガートがつく第2番を演奏するつもりです」と書いている。また国外での初演は同年3月29日にウィーンで「オーケストラ伴奏」で行われたということであり、それに対してこの曲のオーケストレーションがなされたのは1838年のパリであったとする研究家もいる。また初演された年代は未だに不明である。
また、リストはこの曲の終楽章を後に、変奏曲形式によるピアノ曲に編曲し、後の「パガニーニによる大練習曲」と呼ばれるものを1838年に作り上げ(1851年に大改訂)、その第3番が有名な「ラ・カンパネッラ」で、広く親しまれている。

全3楽章の構成で、演奏時間は約30分。
第1楽章 アレグロ・マエストーソ ロ短調形式的に自由で、第1主題と第2主題の性格は明確ではなく、またオーケストラは前奏と間奏部のほか、ほとんど伴奏的存在に終始している。ニ長調の第2主題は、パガニーニと親しかったロッシーニの歌劇「セビリアの理髪師」の序曲の旋律によく似ている部分がある。

第2楽章 アダージョ ニ長調美しい旋律の背後に寂しい感情が潜む歌謡風な楽章である。

第3楽章 ロンド(アレグロ・モデラート) ロ短調全曲中最も名高い「鐘のロンド」で、独奏ヴァイオリンの示すロンドの主題で始まり、ヴァイオリンのフラジオレットによる鐘の模倣とオーケストラの鐘(またはベル)のかけ合いが繰り返される。

ヴァイオリン協奏曲第2番 (パガニーニ)

inserted by FC2 system