メンデルスゾーン:無言歌集 第1巻 ~ 第8巻 (全曲)

ピアノ演奏: マリー=カトリーヌ・ジロー Marie-Catherine Girod

第1巻 Opus 19
I (00:00) II (03:10) III (05:32)
IV (07:45) V (09:49) VI (12:59)

第2巻 Opus 30
I (15:32) II (19:27) III (21:26)
IV (23:26) V (26:07) VI (27:52)

第3巻 Opus 38
I (31:33) II (34:41) III (36:37)
IV (39:11) V (41:44) VI (44:00)

第4巻 Opus 53
I (46:57) II (50:19) III (52:41)
IV (55:18) V (57:48) VI (1:00:37)

第5巻 Opus 62
I (1:03:29) II (1:05:52) III (1:07:37)
IV (1:10:55) V (1:12:39) VI (1:15:45)

第6巻 Opus 67
I (1:18:24) II (1:20:39) III (1:22:36)
IV (1:25:12) V (1:27:04) VI (1:29:29)

第7巻 Opus 85
I (1:32:06) II (1:34:39) III (1:35:41)
IV (1:38:03) V (1:40:25) VI (1:42:39)

第8巻 Opus 102
I (1:44:41) II (1:47:10) III (1:49:09)
IV (1:50:35) V (1:52:54) VI (1:54:19)

無言歌集は、メンデルスゾーンによって作曲された一連のピアノ独奏のための作品集である。

ドイツ語の原題では“Lieder ohne Worte”(言葉のない歌)である。(英語では Songs Without Words, フランス語では Romances sans paroles と呼ばれる。)「無言歌集」と題して出版されたアルバムは、作品19、作品30、作品38、作品53、作品62、作品67、作品85、作品102 の全8巻があり、それぞれ6曲ずつの「無言歌」を収めている。

全部で48曲残された「無言歌」は、当時のドイツ・ロマン派音楽の中で作曲されたピアノの性格的小品集の中でも、最もよく知られた傑作の1つとなっている。これらの曲は、曲想が優美で温かく、技巧的にも難しくないことから、発表の当初から多くの人々に愛されてきた。ピアノ独奏用の「性格的小品集」は、シューベルトの『4つの即興曲D899』が発端であると言われているが、このメンデルスゾーンの『無言歌集』やシューマンの初期のピアノ作品群の影響を受けて、多くの作曲家たちがこの分野で種々の名作を書いてきた。

全48曲にはそれぞれ表題があるが、メンデルスゾーンが自分でつけた表題は5曲しかない。3曲の『ヴェネツィアの舟歌』(作品19-6, 30-6, 62-5)と『デュエット』(作品38-6)、『民謡』(作品53-5)は作曲者のオリジナルの題名である。それ以外の曲名は大半は楽譜出版社などが曲想からつけたものがほとんどであるが、楽譜の冒頭にある発想標語からついた標題もある。最も有名な《春の歌》(作品62-6)はその一例であり、他に《葬送行進曲》(作品62-3)、《紡ぎ歌》(作品67-4)、《子守歌》(作品67-6)も楽譜の冒頭の発想標語からついた題名である。この4曲については、作曲者オリジナルの5曲と同様にみなして差し支えない。それ以外の曲名は、楽譜の版によってまちまちな場合もある。

無言歌集の作曲年代は、メンデルスゾーンの生涯のほとんどの期間にわたっている。そのうち、作曲年代を特定できるものは25曲である。最も早く書かれたものは、作品19-4の《ないしょの話》が1829年9月14日に作られた。作曲年代を確認できる最後のものは、1845年12月12日に作られた《タランテラ》(作品102-3)と《子供の小品》(作品102-5)である。

Wikipedia

inserted by FC2 system