メンデルスゾーン:ピアノ三重奏曲 第1番 ニ短調 作品49

アトス三重奏団 ATOS Trio:
Annette von Hehn, violin | Stefan Heinemeyer, cello | Thomas Hoppe, piano
recorded live at Wigmore Hall, London, UK / July 8, 2018

00:00 - 09:35 1. Molto Allegro agitato
09:50 - 17:10 2. Andante con molto tranquillo
17:40 - 21:10 3. Scherzo. Leggiero e vivace
21:15 - 29:10 4. Finale. Allegro assai appassionato
30:50 - end 5. encore: Haydn - Trio in A-Major, Hob.XV:18, last movement

メンデルスゾーンのピアノ三重奏曲は一般的に2曲が知られているが、メンデルスゾーンが11歳のときの1820年に作曲されたハ短調のピアノ三重奏曲も存在するが、こちらは習作ともいえる作品であるため、作品番号が付けられていない。
この第1番は1839年9月23日に完成し、この年の秋にライプツィヒで、発見されて間もなかったシューベルトの交響曲第8番『ザ・グレート』などと共に初演された。この時はメンデルスゾーン自身がピアノ、ヴァイオリンは友人のフェルディナンド・ダヴィッドが担当した。楽譜は1840年に一度出版されたが、その後ダヴィッドの助言を受けて第4楽章を中心に修正を加えて出版されたため2つの版が存在し、今日一般に演奏されるのは第2版の方である。ピアノの達人だったメンデルスゾーンらしく、演奏には高度な技巧を要する。
この曲を聴いたロベルト・シューマンは「ベートーヴェン以来、最も偉大なピアノ三重奏曲」だと評し、メンデルスゾーンを「19世紀のモーツァルト、最も輝かしい音楽家」だと称えた。
第1楽章 アレグロ・モルト・アジタート ニ短調、4分の3拍子。
 
第2楽章 アンダンテ・コン・モート・トランクィロ 変ロ長調、4分の4拍子。
 
第3楽章 スケルツォ.レッジェーロ・エ・ヴィヴァーチェ ニ長調、8分の6拍子。
 
第4楽章 フィナーレ.アレグロ・アッサイ・アパッショナート ニ短調、4分の4拍子。

メンデルスゾーン:ピアノ三重奏曲

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