メンデルスゾーン:歌曲「 歌の翼に 」"Auf Flügeln des Gesanges" 

テノール:ペーター・シュライアー Peter Schreier

  

ペーター・シュライアー(ドイツ語: Peter Schreier, 1935年7月29日 - )はドイツのテノール歌手・指揮者である。 シュライアーは活動初期からドイツ歌曲の優れた歌唱でも知られ、今なお傑出したシューベルトやシューマンの歌い手である。J・S・バッハの音楽も若い頃から重要なレパートリーの中心としてきた。 1970年以来、シュライアーは指揮者としても活躍し、モーツァルト、J・S・バッハとハイドンの作品を特に好んで演奏した。バッハのオラトリオの演奏ではしばしば指揮とエヴァンゲリストの歌唱を兼ねることがあった。日本では2005年2月4日(金)に石川県立音楽堂で行われたオーケストラ・アンサンブル金沢の定期公演に登場し、「マタイ受難曲」をすべて暗譜で指揮しながらエヴァンゲリストを歌ったのが、日本では最後のエヴァンゲリスト歌唱となった。
2005年末で歌手生活から引退し、以後は公の場での演奏活動では指揮に専念することを発表して、世界各地でお別れ公演を行った。日本では11月10日(大阪、ザ・シンフォニーホール)、11月12日(東京、東京オペラシティ・コンサートホール)、11月14日(東京、同)、11月16日(岡谷、カノラホール)の4回の公演によって、ファンに別れを告げた。岡谷で行われたシューベルトの歌曲集『冬の旅』の演奏会が、日本で歌手としてのシュライアーに接することのできる最後の機会となった。
2005年12月22日、チェコのプラハにあるルドルフィヌム(芸術家の家)のドヴォルザーク・ホールにおいて行われたチェコ・フィルハーモニー管弦楽団定期演奏会で、J・S・バッハの『クリスマス・オラトリオ』第1部?第3部を指揮し、自らもエヴァンゲリストを歌った。これはシュライアーの歌手としての完全引退公演であった。同一プログラムで行われた前日の演奏会同様、約1100人収容のホールは満員であった。
今後は指揮活動と教育活動に重点をおき、後進の指導に当たると言う。自身の出身であるドレスデン十字架合唱団の指揮などを行っている。

ペーター・シュライアー

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