クーラウ:ソナチネ Sonatine 第1番 ハ長調 作品20-1 第1楽章

ピアノ:ジャクリーヌ・デュ・プレ Jacqueline du Pre
the love of music in her laugh and joy

ソナチネ(伊複: sonatine)は、クラシック音楽のジャンルまたは形式である。
バロック音楽においては、単に短い器楽曲のことを言い、カンタータの器楽合奏のみの導入曲や間奏を漠然と指すのに使われた。
古典派音楽以降は、分かり易く演奏し易い、短いソナタのことを言うようになった。第1楽章は、通常ソナタ形式で作曲されるが、展開部が短いか、展開部を欠いていることがある。楽章数は2楽章ないしは3楽章であることが多い。「ソナタ(奏鳴曲)の小さいものである」という考え方から「小奏鳴曲」と訳す。

ソナチネ

「ピアノのためのソナチネ」は、ピアノ学習者により演奏される機会が多い。日本の楽譜出版社から出ている『ソナチネアルバム』で、
クーラウの曲は作品20の3曲(第1番~第3番)と作品55からの3曲(第4番~第6番)が採用される。Op. 20-1(作品20-1)はソナチネ・アルバムの冒頭に収録された作品ということもあり、ピアノ学習者には耳に馴染みが深い。

フリードリヒ・クーラウ

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