ショパン:ピアノ・ソナタ 第2番 第3楽章「葬送行進曲」"The Funeral March"

ピアノ演奏:ベアトリーチェ・ラナ Beatrice Rana

フレデリック・ショパンのピアノソナタ第2番(変ロ短調 作品35)は、第3楽章に有名な葬送行進曲が用いられていることから「葬送」または「葬送行進曲つき」の副題でよく知られるピアノソナタである。1839年にノアンで作曲されたが、葬送行進曲は他の楽章に先立ち、1837年には作曲されていたらしい。

第3楽章 葬送行進曲:レント 変ロ短調 - 変ニ長調、4分の4拍子、三部形式。
全曲中、最も有名な楽章。鐘を鳴らすような主題が次第に近づくように大きくなり、慰めるような変ニ長調のトリオ(後に書かれたチェロソナタ 作品65の第3楽章もこれに似ている)の後、最初の主題が現れて次第に去ってゆく。なお、ショパンの葬儀の際にはナポレオン・アンリ・ルベールによって管弦楽編曲されたものが演奏されたといわれている。

ショパン:ピアノソナタ 第2番

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