ショパン:ノクターン(夜想曲) 第9番 ロ長調 作品32-1

ピアノ演奏: アルトゥール・ユッセン Arthur Jussen

フレデリック・ショパンの夜想曲第9番ロ長調作品32-1は1837年に作曲された。変イ長調の次作と共にカミーユ・ド・ビルリング男爵夫人に献呈された。
曲は、地味ではあるが、ショパンらしい夢見るような楽想が次々と変化していく。楽想の切れ目ごとにフェルマータによって歩みを止め、印象的である。
作品の最大の特徴はレチタティーヴォ風のコーダであろう。曲の流れは不協和音によって突如せき止められ、激しく高揚した後、同主短調に転じロ短調に終止する。 なお、ピカルディの三度を使って再びロ長調に帰って終止する版もある。
全体的に演奏はやさしく、ショパン作品の入門編としてとりあげられる。

夜想曲第9番 作品32-1 (ショパン)

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