ショパン:ノクターン(夜想曲) 第21番 ハ短調 遺作

ピアノ演奏: Tzvi Erez

 

フレデリック・ショパンの夜想曲第21番ハ短調(遺作)は晩年の作品。クリスティナ・コビラニスカによる作品番号リストではKK IVb-8、モーリス・ブラウンによる作品番号ではBI 108。

作曲者の死から89年経った、1938年に出版された。作曲年代は諸説あり、初期から中期にかけての作品という鑑定もなされたが、自筆譜の状態などから最晩年の1848年頃とほぼ見なされている。ロスチャイルド家が自筆譜を所有していた。最晩年の作らしく、気力の衰えが感じられ、速度記号や発想記号、強弱が全く書き込まれていない。推敲できないままに終わったスケッチと見なされている。現在自筆譜はパリ国立図書館に所蔵されている。
演奏記号なし(パデレフスキ版ではアンダンテ・ソステヌート)、4分の4拍子、複合二部形式。左手の広い音域の伴奏上に、マジャール音階を移した進行のメロディが流れるが、このメロディは後半では再現されない。随所に7度のパッセージをいれて単調さを避けている。

ピアニストのダン・タイ・ソンは、日本公演の際に、この曲からプログラムを始めたこともある。 2006年、テレビドラマ『奇跡の夫婦愛スペシャル・第一夜・虹を架ける王妃』でこの曲が繰り返し流された。 一般には、上記の通り初出版は1938年(ワルシャワ、ポーランド音楽出版協会)とされているが、それに先立つ1860年頃、ナサニエル・ド・ロスチャイルド男爵夫人(シャーロット)の作品として、パリのジャック・マオより出版されている。

夜想曲 第21番(ショパン)

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