ショパン:ノクターン(夜想曲) 第20番 嬰ハ短調 (遺作)

ピアノ演奏: アリス=紗良・オット Alice Sara Ott
映画『戦場のピアニスト』で用いられた。「Lento con gran espressione」という題でも知られる。

 

フレデリック・ショパンの夜想曲第20番「レント・コン・グラン・エスプレッシオーネ」遺作(KK. IVa-16=クリスティナ・コビラィンスカによる作品整理番号)は1830年春に作曲、1875年1月5日出版。正式な献呈はないが、姉のルドヴィカ・ショパンがピアノ協奏曲第2番を練習する時のための曲として書かれた。

初版では「アダージョ」という標題がついていたが、ブラームスがこの曲を写譜する際にこの標題を消してしまった。残った速度記号の“Lento con gran espressione”のみが残り、これが標題として知られるようになった。また現在では夜想曲として知られるが、これはルドヴィカがショパンの未出版作品のカタログを作った際に「夜想曲風のレント(Lento w rodzaju Nokturna)」と記したことによる。

夜想曲第20番 (ショパン)

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