ショパン:ノクターン(夜想曲) 第11番 ト短調 作品37-1

ピアノ演奏: クラウディオ・アラウ Claudio Arrau

フレデリック・ショパンの夜想曲第11番作品37-1は1838-39年作曲。作品37-2とともに1840年に出版された。ショパンの弟子ザレスカ・クレチヌスキはこの曲を《郷愁》と命名している。献呈先はない。

三部形式。ト短調。4分の4拍子。Andante Sostenuto
主部は哀愁の漂う単純な旋律に、オペラのアリアを思わせるさまざまな装飾がなされて歌われる。
中間部では変ホ長調に転調し、コラール風の4部音符の和音が繰り返される。非常に印象的な部分で、後半にはフェルマータを使い、祈りに似た休止がはさまれる。
主部が再現されたあと、ピカルディの三度で終止する。全体的に演奏は平易。

夜想曲第11番 作品37-1 (ショパン)

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