ショパン:ピアノソナタ 第2番 Op.35「葬送」 第3楽章‐第4楽章 葬送行進曲

ピアノ演奏:サンソン・フランソワ Samson Francois

第1楽章第2楽章|第3-4楽章|

第3楽章 Marche funebre:Lento 変ロ短調 4/4拍子  葬送行進曲。
鐘を鳴らすような主題が次第に近づくように大きくなり、慰めるような変ニ長調のトリオ(後に書かれたチェロソナタ作品65の第3楽章もこれに似ている)の後、最初の主題が現れて次第に去ってゆく。

第4楽章 Finale:Presto 変ロ短調 2/2拍子
両手のユニゾンが最初から終末間際まで続き、調性も明確でない。前述のレティは、第1楽章第1主題の音形が、この楽章では半音階の中に分散されていると解釈する。「葬送行進曲の後を受け、墓場に風が吹く」などと表現されるが、ショパン自身はこれを「行進曲の後で両手が無駄口を叩く」と表現している。

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