映画「砂の器」 主題曲 ピアノ協奏曲「宿命」

音楽監督: 芥川 也寸志  作曲: 菅野 光亮  編曲:千住 明
ピアノ & 指揮:向田 成人 Narihito Mukeda (ハンガリーのリスト・フェレンツ音楽大学に在籍するピアニスト)
リスト音楽院サウンド・オブ・ジャパン・オーケストラ Liszt Academy Sound of Japan Orchestra
Recorded: 2016.2.17 Liszt Academy Solti Hall

人がどん底から這い上がること、その苦難の道は原作者 松本清張氏自身が身をもって知っていた。
知られたくない過去を隠して這い上がった時、それが露わになる恐怖、映画製作公開にあたっては、差別を助長する心配から、多くの反対や紆余曲折があったそうです。しかし 「親と子の宿命だけは永遠のものである」この言葉がこれを乗り超える決め手となったそうです。

『砂の器』は、松本清張の長編推理小説。1960年5月17日から1961年4月20日にかけて『読売新聞』夕刊に連載され(全337回。連載時の挿絵は朝倉摂)、同年12月に光文社(カッパ・ノベルス)から刊行された。後に電子書籍版も発売されている。
1974年に松竹で映画化、またTBS系列で2回、フジテレビ系列で1回、テレビ朝日系列で2回の5度テレビドラマ化されている。

1974年製作。松竹株式会社・橋本プロダクション第1回提携作品。松本清張原作の映画の中でも、特に傑作として高く評価されてきた作品。第29回毎日映画コンクール大賞(日本映画)・脚本賞(橋本忍・山田洋次)・監督賞(野村芳太郎)および音楽賞(芥川也寸志・菅野光亮)、キネマ旬報賞脚本賞(橋本忍・山田洋次)、1974年度ゴールデンアロー賞作品賞、ゴールデングロス賞特別賞、モスクワ国際映画祭審査員特別賞および作曲家同盟賞をそれぞれ受賞。英語題名『Castle of Sand』。

「宿命」は音楽監督の芥川也寸志の協力を得ながら、菅野光亮によって作曲された。なお、サウンドトラックとは別に、クライマックスの部分を中心に二部構成の曲となるように再構成したものが、『ピアノと管弦楽のための組曲「宿命」』としてリリースされた。

映画「砂の器」

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