フランス映画「ヘッドライト」 主題曲 1956年10月公開

原題「とるに足りない人々」"Des Gens Sans Importance"

音楽:ジョゼフ・コズマ Joseph Kosma
主演:ジャン・ギャバン Jean Gabin & フラソワーズ・アルヌール francoise Arnoul

『ヘッドライト』(Des Gens Sans Importance )は、1956年のモノクロによるフランス映画。原作はセルジュ・グルッサールの小説『Des Gens Sans Importance』である。1986年の蔵原惟繕監督作品の邦画『道』は、本作のリメイクである。

あらすじ
トラック運転手のジャンは長時間の運転の途中、国道沿いにある『ラ・キャラバン』という宿屋で休憩した。二年前のクリスマスの夜を思い出すジャン。彼は、パリとボルドーを往復するトラック運転手として、その日もこの宿で仮眠をとったのだ。宿には二十歳のクロ(クロチルド)というウェイトレスがいて、中年男のジャンは道ならぬ恋に落ちていった。

ジャンはパリの下町で妻子と暮らしていたが、妻や年頃の長女とは言い争いが絶えなかった。クロと深い仲になり、逢瀬の時間をやりくりするジャン。だが、ジャンは会社の上司ともめてクビになってしまった。クロはジャンの子を身ごもったことを手紙で知らせたが、その手紙はジャンの手には届かなかった。

パリに来てジャンの失業を知ったクロは、妊娠の事実をジャンに告げぬまま、怪しげな堕胎の手術を受けてしまった。家族にクロの存在を知られたジャンは、身一つで家を出ると、臨時の家畜運搬の仕事を引き受けた。妊娠は気のせいだったと嘘をつき、ジャンと暮らすためにトラックに乗り込むクロ。だが、途中の『ラ・キャラバン』に辿り着いた時、クロは息絶えてしまっていた。

『ラ・キャラバン』の店主に起こされ、トラックに乗り込む二年後のジャン。家族のもとに戻ったジャンは運転手として、淡々と日々を過ごすのだった。

キャスト
役名:ジャン・ビヤール  俳優:ジャン・ギャバン
役名:クロチルド・ブラシェ  俳優フランソワーズ・アルヌール

Wikipedia

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