イギリス映画「第三の男」 "The Third Man" テーマ曲

ツィター奏者: アントン・カラス Anton Karas

『第三の男』(原題: The Third Man)は、1949年にアレクサンダー・コルダとデヴィッド・O・セルズニックによって製作されたミステリー映画。キャロル・リード監督作品。第二次世界大戦直後のウィーンを舞台にしたフィルム・ノワール。
光と影を効果的に用いた映像美、戦争の影を背負った人々の姿を巧みに描いたプロットで高く評価されている。また、アントン・カラスのツィター演奏によるテーマ音楽や、ハリー・ライム役のオーソン・ウェルズの印象深い演技でも知られている。

テーマ曲
映画の撮影スタッフと共にロケ地であるウィーンを訪れたリードは、そこでツィター(オーストリアの民俗楽器)奏者のアントン・カラスに出会った。カラスの巧みな演奏に感銘を受けたリードは、既にオーケストラの楽曲が用意されていたにもかかわらず、カラスの音楽を映画のBGMとして起用するように主張した。映画が公開された後、カラスの作曲したテーマ曲は1950年代最大のヒット曲となった。
このテーマ曲は、映画の登場人物の名前から「ハリー・ライムのテーマ」とも言われている。

音楽の森 「第三の男」テーマ曲

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