小さい秋見つけた

作詞:サトウ ハチロー 作曲:中田 喜直
ボニージャックス

だれかさんが だれかさんが
だれかさんが みつけた
ちいさいあき ちいさいあき
ちいさいあき みつけた
めかくしおにさん てのなるほうへ
すましたおみみに かすかにしみた
よんでるくちぶえ もずのこえ
ちいさいあき ちいさいあき
ちいさいあき みつけた

だれかさんが だれかさんが
だれかさんが みつけた
ちいさいあき ちいさいあき
ちいさいあき みつけた
おへやはきたむき くもりのガラス
うつろなめいろ とかしたミルク
わずかなすきから あきのかぜ
ちいさいあき ちいさいあき
ちいさいあき みつけた

だれかさんが だれかさんが
だれかさんが みつけた
ちいさいあき ちいさいあき
ちいさいあき みつけた
むかしのむかしの かざみのとりの
ぼやけたとさかに はぜのはひとつ
はぜのはあかくて いりひいろ
ちいさいあき ちいさいあき
ちいさいあき みつけた

「ちいさい秋みつけた」は、1955年にNHKの特別番組『秋の祭典』の楽曲の1つとして作曲され、伴久美子がソロで歌った。番組内限定の曲であったが、1962年にキングレコードのディレクター長田暁二が合唱に最適な曲として見い出し、ボニージャックスの歌唱でレコーディングされた。同年末の日本レコード大賞童謡賞を受賞した。
後年ダークダックスの歌唱でも発売された。後に文部省認定曲として小学校の音楽の教科書に掲載された。

サトウハチローが住んでいた東京都文京区弥生の自宅の庭にはぜの木が植えられており、この木の紅葉する情景を見たのが作詩のきっかけとなった。この自宅は1996年に岩手県北上市のサトウハチロー記念館に移築され、はぜの木は後楽園駅近くの礫川公園に移植された。

NHKの『みんなのうた』では、1962年10月にボニージャックスの歌で初登場。映像は藤城清治制作の影絵。その後1972年10月に谷内六郎制作のスチール画像でリメイク、1982年10月には吉良敬三制作のアニメでリメイクされた。吉良版では、2番の歌詞の映像に、レオタードを着た女性が登場するあたり、時代を映している。

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