恋人よ


歌:五輪 真弓
2003年放送

「恋人よ」は、1980年8月21日に発売された五輪真弓の通算18枚目のシングルである。五輪のシングルでは最大のヒット曲となり、現在も五輪の代表曲とされている。

当初、B面に収録されている「ジョーカー」がA面の予定だったが、レコーディングの際に「恋人よ」の方が受けが良かったため、変更となった。
この曲は、五輪がデビューした当時のプロデューサーで、この年の春に交通事故死した木田高介のことを思って書き上げた曲でもある。 本作はオリコンチャート週間1位を獲得し(五輪のシングルでは唯一)、100位内には35週間ランクインした。この曲のヒットにより、1980年の『第31回NHK紅白歌合戦』に初出場を果たしている。
累計売上はミリオンセラーを記録した。

TBSテレビ『ザ・ベストテン』には、1978年6月に「さよならだけは言わないで」で「今週のスポットライト」コーナーとして出演以来、2年ぶり。「ザ・ベストテン」で10位内のランクインは、本作が唯一だった。1980年11月6日に第10位で登場。同年12月18日でついに首位獲得、12月25日、翌1981年1月8日と3週連続で第1位。同年2月5日の第9位まで合計13週間ランクされるロングセラーとなった。 第22回日本レコード大賞で金賞ではあったものの、大賞は受賞していない。しかも次点ですらなく、当時の業界内でのこの曲に対する評価の低さがうかがえる(大賞は八代亜紀「雨の慕情」、次点は五木ひろし「ふたりの夜明け」)。

1980年代の韓国においてもよく歌われた日本の歌である。
同年9月にはアルバム『恋人よ』もリリースされ、オリコン・アルバムチャートで1位を獲得した。

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