日本の歌:赤とんぼ

作詞: 三木 露風  作曲: 山田 耕筰
歌: 由紀 さおり & 安田 祥子

 

「赤とんぼ」(赤蜻蛉)は、三木露風の作詞、山田耕筰の作曲による、日本の代表的な童謡の一つである。夕暮れ時に赤とんぼを見て、懐かしい故郷を思い出すという、郷愁にあふれた歌詞である。

三木が1921年(大正10年)に、故郷である兵庫県揖保郡龍野町(現在のたつの市)で過ごした子供の頃の郷愁から作ったといわれ、童謡集「眞珠島」で発表された。その後、1927年(昭和2年)に山田が曲をつけた。たつの市の童謡の小径に記念碑がある。また埼玉県久喜市の久喜青葉団地内に所在する童謡の小道に歌碑が置かれている。2007年(平成19年)に日本の歌百選の1曲に選ばれた。
1955年(昭和30年)2月に封切られた映画『ここに泉あり』の挿入歌として用いられてから、ひろく親しまれるようになった。なお、本作には作曲者の山田耕筰が特別出演している。
1961年(昭和36年)に封切られた映画『夕やけ小やけの赤とんぼ』の挿入歌としても用いられる。本作にも山田耕筰が特別出演している。
1965年(昭和40年)10月にはNHKの『みんなのうた』でも紹介された。編曲は荒谷俊治、歌は東京放送児童合唱団、映像は谷内六郎製作による静止画像。

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