ロシア民謡「ステンカ・ラージン」 Stenka Razin

テノール: 藤原 義江 Yoshie Fujiwara

久遠にとどろく ヴォルガの流れ…の訳詞で知られるロシア民謡。1883年にサドフニコフにより詞をつけられたこの曲は、世界史の「ステパン・ラージンの乱」で知られる17世紀のドン・コサックの頭領ステンカ・ラージン(1630-1671, ステンカはステパンの愛称形)が、遠征先のペルシャで娶った姫との婚礼中、部下の中傷に激昂し、姫を船から投げ落とした…というエピソードを歌っています。

映像は1939年のソ連映画『ステパン・ラージン』のスチール写真より。歌はソ連時代の女性歌手、アンナ・ゲルマン(Анна В. Герман, 1936-1982)。
※詞の中に何度か出てくる「アタマン(атаман)」とは、コサックの首領、隊長のこと。

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