ギター弾き語り:アタウルパ・ユパンキ Atahualpa Yupanqui
私が月に歌うのは
月が美しく輝いているからではない。
月は私の人生を共に歩いてくれた友達だから歌うのさ。
トゥクマンに照る月よ
ガウチョの道づれよ!
お前は雲にかくれて私を道に迷わせるときもある。
だが雲から顔を出してくれたときは歌おう。
わが愛するトゥクマンの月に。
孤独の月よ
お前と私は似た身の上じゃないか.........
「トゥクマンの月」(Luna Tucumana)は、アタウアルパ・ユパンキ作詞作曲のフォルクローレ。
1948年発表の曲で、アルゼンチンのフォルクローレ第一人者のアタウアルパ・ユパンキの有名な曲の一つである。「トゥクマン」は、アルゼンチンの地方都市、サン・ミゲル・デ・トゥクマンのことである。サンバの曲とされている。ファン・ペロンの独裁体制を嫌い、フランスに出国した心情を歌ったものという情報もある。1952年に、アタウアルパ・ユパンキは、アルゼンチンに戻ることになる。