シベリウス:交響詩集「レンミンカイネン組曲」から第2曲「トゥオネラの白鳥 」

指揮:尾高 忠明 Tadaaki Otaka
NHK交響楽団 NHK Symphony Orchestra
イングリシュ・ホルン独奏:池田 昭子イングリシュ・ホルン は、 オーボエと同族のF管楽器で、オーボエよりも低い音を出す。)

 
作品番号22の交響詩集「レンミンカイネン組曲」(4つの伝説曲)は以下の4曲からなり、この曲は第2曲(当初は第3曲)に当たる。
1.「レンミンカイネンとサーリの娘たち」(Lemminkainen ja Saaren neidot)
2.「トゥオネラの白鳥」(Tuonelan joutsen)
3.「トゥオネラのレンミンカイネン」(Lemminkainen Tuonelassa)
4.「レンミンカイネンの帰郷」(Lemminkainen palaa kotienoille)
4曲まとめての呼称はあくまで便宜的なものであり、出版は4曲別々に行われた。4曲まとめて演奏されることもあるが、「トゥオネラの白鳥」はトゥオネラ川を泳ぐ白鳥のイメージを描きこのうち単独で演奏されることが最も多い。
第2曲「トゥオネラの白鳥」Andante molto sostenuto、4分の9拍子。
終始ゆったりと演奏される。陰鬱で幻想的な雰囲気が続き、トゥッティ(総奏)で演奏される部分はわずかしかない。全曲を通してイングリッシュ・ホルンの独奏が主要な役割を果たす。
弦楽が低音から次第に高音の和音に移行していくと、イングリッシュ・ホルンが白鳥を表現する悲しく美しい旋律を奏でる。引き続きチェロ独奏が低音から高音へ上がる暗いモチーフを奏でる。この2つの旋律が基本的主題となって、曲は進んでいく。途中で弦楽のピチカートやハープの分散和音が加わり、悲壮感を高めていくが、最後は白鳥の最後の一鳴きのようなトレモロと、チェロの対旋律によって静かに曲が閉じられる。
演奏時間はおおよそ8~9分程度である。

トゥオネラの白鳥(Wikipedia)

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