アストル・ピアソラ Astor Piazzolla:Oblivion(忘却)

チェロ: ソル・ガベッタ Sol Gabetta


 

Oblivion: オーボエ独奏  ヴァイオリン独奏

 

アストル・ピアソラ(Astor Piazzolla, 1921年3月11日 - 1992年7月4日)はアルゼンチンの作曲家、バンドネオン奏者。タンゴを元にクラシック、ジャズの要素を融合させた独自の演奏形態を産み出した。

ピアソラの音楽
1970年ごろ ナディア・ブーランジェはピアソラの原点はあくまでタンゴだと指摘した。しかし、少年時代のニューヨーク生活などの経験から、タンゴ奏者でありながらもタンゴを外から眺める目もまた持っていた。
元来タンゴは踊りのための伴奏音楽であり、強いリズム性とセンチメンタルなメロディをもつ展開の分かりやすい楽曲であった。ピアソラはそこにバロックやフーガといったクラシックの構造や、ニューヨーク・ジャズのエッセンスを取り入れることで、強いビートと重厚な音楽構造の上にセンチメンタルなメロディを自由に展開させるという独自の音楽形態を生み出した。これは完全にタンゴの表現を逸脱しており、「踊れないタンゴ」として当初の評判は芳しいものではなかった。
一方で、ピアソラの音楽はニューヨークなどのあまりタンゴと関わりを持たない街で評価された。現在では、タンゴの可能性をローカルな音楽から押し広げた功績は、アルゼンチンのみならず国際的に高く評価されている。

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