グリーク:チェロ・ソナタ イ短調 作品36

チェロ: ミッシャ・マイスキー Mischa Maisky
ピアノ: マルタ・アルゲリッチ Martha Argerich
From the Verbier Festival 2008, Switzerland

チェロソナタ イ短調 作品36は、エドヴァルド・グリーグが作曲した唯一のチェロソナタである。

グリーグはチェロとピアノのための作品を2曲残しているが、このチェロソナタは1883年に作曲され、グリーグはこのソナタを、3歳年上の兄ヨーンのために作曲したという。兄のヨーンはチェロを愛好し、グリーグと同様ライプツィヒ音楽院で学び、のちに他の職業に就職して、アマチュアのチェリストとして音楽を楽しんでいた。その兄が演奏することを想定してこのソナタを書いたという。
ト短調の弦楽四重奏曲(作品27)から5年ほど作られた作品であるが、ここには弦楽四重奏曲に見られたような全体を貫く統一性は見られない。だが時折、その極めて情熱的で大胆な音楽は、弦楽四重奏曲に劣らない魅力を放っている。また作品の第2楽章は、付随音楽『十字軍の兵士シグール』(作品22)の中の「忠誠行進曲」から借用している。

3楽章の構成で演奏時間は約30分ほど。
第1楽章 Allegro agitato アレグロ・アジタート  イ短調、2分の2拍子、ソナタ形式。
第2楽章 Andante molto tranquillo アンダンテ・モルト・トランクィロ  ヘ長調、4分の4拍子、自由な形式。
第3楽章 Allegro アレグロ-アレグロ・モルト・エ・マルカート  イ短調→イ長調、4分の2拍子、序奏付きのソナタ形式。

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