ドボルザーク:交響曲第9番 ホ短調 作品95(新世界より) 第2楽章 Largo

指揮: ロリン・マゼール Lorin Maazel
ニューヨーク・フィルハーモニー交響楽団 New York Philharminic Orchestra, 2004

 

第2楽章 Largo ラルゴ。変ニ長調、複合三部形式。
変ニ長調は作品全体の主調であるホ短調からは遠隔調に相当する。このため、この楽章は前後の楽章との対比から独特の浮遊感がある。イングリッシュホルンによる主部の主題は非常に有名であり、ドヴォルザークの死後にさまざまな歌詞をつけて『家路』『遠き山に日は落ちて』などの愛唱歌に編曲された。
中間部は同主調(異名同音で)の嬰ハ短調に転じる。クライマックスでは第1楽章の第1主題の動機が加わる。冒頭の主題が再現された後、静かなコーダが続いて終わる。よくインディアン民謡からの借用と誤解されもしたが、これは紛れも無いドヴォルザークのオリジナルで、むしろ渡米したばかりの彼のボヘミアへの望郷の歌というのが本当である。演奏時間は11~15分程度であるが、レナード・バーンスタインのように18分を超えるものもある。

inserted by FC2 system