ドボルザーク: ヴァイオリン協奏曲 イ短調 作品53 第2楽章 Adagio ma non troppo

指揮: イヴァン・フィッシャー Ivan Fischer
ヴァイオリン: レオニダス・カヴァコス Leonidas Kavakos

アントニン・ドヴォルザークの《ヴァイオリン協奏曲 イ短調》作品53、B.108は1879年の作品で、ドヴォルザークの唯一のヴァイオリン協奏曲である。

楽曲は、古典的な急-緩-急の3楽章構成に則っている。今日になって漸くこの作品の独創性が認められるようになってきた。わけても第2楽章の美しい抒情性が名高い。
Ⅰ. Allegro ma non troppo
Ⅱ. Adagio ma non troppo
Ⅲ. Finale: Allegro giocoso ma non troppo

本作は、マックス・ブルッフの《ヴァイオリン協奏曲 第1番》にかなり似ており、調性はどちらも短調である。いずれも展開部に突入する前にヴァイオリンの2度のカデンツァが置かれており、またヴァイオリンがカデンツァを演奏し終えてから第1楽章から第2楽章に直行するという点も同じである。第2楽章の抒情的な主題で名高いというのも共通する。終楽章は、楽曲構造こそ違えど、スケルツォ風の主題によっているという点でも似通っている(ドヴォルザークの曲はフリアントの様式で書かれている)。

inserted by FC2 system