指揮: クリストフ・ポッペン Christoph Poppen
ケルン放送合唱団 WDR Rundfunkchor
ケルン室内管弦楽団 Cologne Chamber Orchestra
カタリーナ・コンラディ(ソプラノ) | サラ・ロンバーガー(メゾ・ソプラノ)
マルティン・ミッテルッツナー(テノール) | ミハイル・ティモシェンコ(ベース)
2021年10月10日、(Kölner Philharmonie) ケルナー・フィルハーモニーでのライブ録音
00:00:00 I. Kyrie
00:06:19 II. Gloria in excelsis Deo
00:08:42 Ⅲ. laudamus te
00:13:28 IV. Gratias
00:14:38 V. ドミネ
00:17:20 Ⅵ. Qui tollis
00:22:51 VII.クオニヤム
00:26:49 VIII. Jesu Christe
00:27:25 IX. cum Sancto Spiritu
00:31:24 X. Credo in unum Deum(クレド
00:34:46 XI. Et incarnatus est
00:43:15 XII Sanctus サンクトゥス
00:46:38 XIII Benedictus ベネディクトゥス
大ミサ曲 ハ短調 K.427(K.417a)は、ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトが作曲した未完成のミサ曲。資料によって「ミサ曲ハ短調」や「ハ短調ミサ曲」とも呼ばれる。また一連のミサ曲において16番目に当たることから「ミサ曲第16番」と表記される場合もある。モーツァルトの宗教音楽では、レクイエムに次いで有名な曲である。
この曲はモーツァルトの作品としては珍しく、注文を受けずに自発的に作曲された。1782年8月4日にモーツァルトはウィーンの聖シュテファン教会でコンスタンツェ・ウェーバーと結婚したが、故郷ザルツブルクにいる父レオポルトの許可を得ないままであった。モーツァルトはこの曲を作ることによって、結婚の誓約が確かなものであることを証明し、妻が技量のあるソプラノ歌手であることをアピールするつもりであったという。
全体は未完のまま残されており、「キリエ」、「グローリア」、「サンクトゥス」、「ベネディクトゥス」はすでに完成されている。「クレド」は前半部分が未完の形で残されており、その第1部(クレド・イン・ウーヌム・デウム)は合唱とバスのパートが、続く第2部(エト・インカルナトゥス・エスト)は声楽部と管楽とバスが完成されている。しかしそれに続く「クルシフィクス」は書かれておらず、「アニュス・デイ」に至っては欠落している。
以下の5曲(アニュス・デイを除く)から構成される。現在演奏される版の演奏時間は50分ないし60分ほど。アメリカの音楽学者のロバート・レヴィンの完成版は全曲74分ほど。