モーツァルト:ピアノ協奏曲 第23番 イ長調 K.488

指揮: リッカルド・ムーティ Riccardo Muti
ミラノ・スカラ座フィルハーモニー管弦楽団 Milan La Scala Philharmonic Orchestra
ピアノ演奏: マウリツィオ・ポリーニ Maurizio Pollini
Nov.13th,2000 - Scala

ピアノ協奏曲第23番イ長調K.488は、ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトが作曲したピアノ協奏曲。古典派のピアノ協奏曲の最高峰に位置する作品の一つである。

第1楽章 アレグロ イ長調 4分の4拍子 協奏風ソナタ形式
型どおりの古典派の協奏ソナタ形式。オーケストラが提示した主題をピアノが繰り返す明快な形式である。展開部では、提示部の主題ではなく新しく導入された主題が使われる。

第2楽章 アダージョ 嬰ヘ短調 8分の6拍子 三部形式
モーツァルトに珍しい嬰ヘ短調がとられているが、平行調に入ったにすぎない。シチリアーノのリズムに基づいた、静かで多少メランコリックな旋律が歌われる。第22番の第2楽章も短調だが、大規模な第22番とは違い、物思いに沈んだように静かで短い曲である。

第3楽章 アレグロ・アッサイ イ長調 2分の2拍子 ロンド形式
ロンド主題が4回現れる間に、魅力的な副主題がいくつも用いられているのがこの楽章の特徴である。ピアノによる軽快な主題で開始され、第1ヴァイオリンで反復され、管弦楽の身による経過部に入る。 。

モーツアルト:ピアノ協奏曲第23番

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