指揮:ピーター・ウンジャン Peter Oundjian
hr交響楽団 hr-Sinfonieorchester - Frankfurt Radio Symphony
ピアノ:ファジル・サイ Fazil Say
Alte Oper Frankfurt, 28. April 2017
(Auftritt) 00:00
I. Allegro maestoso 00:29
II. Andante 14:57
III. Allegro vivace assai 22:52
ピアノ協奏曲第21番 ハ長調 K. 467 は、ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトが1785年に作曲したピアノ協奏曲である。
モーツァルトのピアノ協奏曲の中でも人気が高い作品のひとつであり、第2楽章が1967年のスウェーデン映画『みじかくも美しく燃え』に使われたため、この映画の原題となった主人公の女性綱渡り師の名をとって、近年は『エルヴィラ・マディガン』の愛称で呼ばれることがある。
ピアノ協奏曲第20番の完成した僅か1ヵ月後の1785年3月9日に、やはり自分が独奏を担当する予約演奏会のためにこの曲を完成し、翌日の3月10日にウィーンのブルグ劇場の演奏会で初演された。 前作の短調のほの暗さから一転して、この曲はハ長調で書かれており、明るく清らかな雰囲気となっている。 第1楽章の396小節目、第3楽章の396小節目にカデンツァの指示、そのほかいくつかのアインガングがあるが、モーツァルト自身はカデンツァを作っていない。 全3楽章。演奏時間は約28分。