ベルンハルト・フリース: モーツァルトの子守唄 "Wiegenlied" K.350

指揮:シュロモ・ミンツ Shlomo Mintz
ボローニャ歌劇場管弦楽団 Orchestra del Teatro Comunale di Bologna
メゾソプラノ: カリン・シフリン Karin Shifrin

ねむれよい子よ庭や牧場に (ドイツ語: Schlafe, mein Prinzchen, schlaf' ein)は「モーツァルトの子守歌」として間違えて伝えられている原語がドイツ語の子守歌で、日本では堀内敬三の「ねむれよい子よ 庭や牧場に」で始まる訳詞で広く知られている。

「眠れ、王子さん、眠ってね」(ドイツ語: Schlafe, mein Prinzchen, schlaf' ein)の意味で始まるドイツ語原詩の子守歌はモーツァルトが作ったと間違えて伝えられてきたが、最近の研究で、医師でアマチュア作曲家ベルンハルト・フリース(Bernhard Flies)、またはフリードリッヒ・フライシュマン(Johann Friendrich Anton Fleischmann)の作であることが分った。モーツァルトの作曲番号、ケッヘル番号はK.350であったが1964年の第6版で改定された。
作詞はフリードリッヒ・ヴィルヘルム・ゴッター(Friedrich Wilhelm Gotter、1746-1797)で、彼の劇『エステル』(Esther)から。

Das Wiegenlied
Schlafe, mein Prinzchen, schlaf’ ein,
Schafchen ruh'n und Vogelein,
Garten und Wiesen verstummt,
auch nicht ein Bienchen mehr summt,
Luna mit silbernem Schein
gucket zum Fenster herein,
schlafe bei silbernem Schein,
schlafe, mein Prinzchen, schlaf’ ein,
schlaf’ ein, schlaf’ ein!.
子守歌(GFDL)
眠れ、私の王子さま、眠ってね。
ひつじも小鳥も休んで、
庭も牧場も静かになって、
蜜蜂さえも音を立てていない。
月が銀色の輝きで
窓からのぞいているよ、
眠ってね、銀色の輝きのもとで、
眠って、私の王子さん、眠ってね、
眠れ、眠れ!

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