モーツァルト: オーボエ4重奏曲 ヘ長調 K.370

 オーボエ: アレクセイ・オグリンチュク Alexei Ogrintchouk
 ヴァイオリン: Baiba Skride
 ヴィオラ: Veronika Hagen
 チェロ: ソル・ガベッタ Sol Gabetta

オーボエ四重奏曲 ヘ長調 K.370 (368b) は、ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトによって作曲された、独奏オーボエと弦楽のための四重奏曲である。モーツァルトの管楽器を伴う室内楽曲の一つとして親しまれており、また、古今のオーボエと弦楽のための室内楽曲の、代表的な曲の一つでもある。
編成:オーボエ1、ヴァイオリン1、ヴィオラ1、チェロ1
 
モーツァルトはオペラ「イドメネオ」の上演のため、1780年11月から1781年3月までミュンヘンに滞在した。その間に、当代きってのオーボエ奏者フリードリヒ・ラム(1744年 - 1811年)のために書かれたのがこの四重奏曲である。

構成

第1楽章 アレグロ、ヘ長調、4分の4拍子 晴れやかな主題によるソナタ形式。
 
第2楽章 アダージョ、ニ短調、4分の3拍子。 細やかな表情に富んだ哀切な緩徐楽章である。わずか37小節の曲である。
 
第3楽章 ロンド;アレグロ、ヘ長調、8分の6拍子 躍動感を持った協奏曲的ロンドであり、オーボエの技巧が華やかに展開される。

モーツアルト:オーボエ協奏曲 K.314

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