Quartetto Mozart:
ローラ・ファオロ Laura Faoro, flauto - Andrea Vassalle, violino
Gerardo Vitale, viola - Anna Camporini, violoncello.
Villa Litta Carini di Orio Litta (Lodi), 26 settembre 2014
フルート四重奏曲は、ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトが1777年から1786年にかけて作曲した室内楽曲である。フルート、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロの4つの楽器編成であり、弦楽四重奏曲における第一ヴァイオリンをフルートが担当していると考えればよい。第1番から第4番まで全4曲あり、特に第1番が広く知られている。
第4番 イ長調 K. 298 従来の説では1778年にパリで作曲とされてきたが、現在では1786年の秋から翌年の初め頃にウィーンで作曲されたという説が決定的になっている。というのは、この曲の全ての楽章の主題が当時の流行していた歌からできており、第3楽章が1786年にウィーンでヒットしたパイジエッロのオペラ『勇敢な競演』のアリアの主題を拝借しているからである。1786年といえば、オペラ『フィガロの結婚』や『プラハ』交響曲が生み出された時期で、音楽の彫りが深くなり、表現にいっそう幅が増した時期であったが、この四重奏曲はむしろ気楽で快適な気分に満ちている。各楽章の主題が当時親しまれていた旋律によっていることも、そんな性格をいっそう強めている。
フルート四重奏曲 (モーツァルト) Wikipedia