モーツアルト:フルート協奏曲 第1番 ト長調 K.313

指揮: ガブリエル・フムラ Gabriel Chmura
フルート: ルーカス・ドゥゴシュ Lukasz Dlugosz
ワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽団 Warsaw Philharmonic Orchestra
recorded at Warsaw Philharmonic Concert Hall, November 06, 2015

 

フルート協奏曲第1番ト長調 K.313(285c) は、ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトが1778年1~2月頃に作曲したフルート協奏曲。

オランダの裕福な商人でフルートの愛好家であったフェルディナン・ド・ジャンという人物の注文で作曲されたフルート作品の1曲。注文では3曲の協奏曲と2~3曲の四重奏曲ということであったが、モーツァルトが作曲したのは2曲の協奏曲と3曲の四重奏曲、しかも協奏曲のうち1曲(第2番)は既存の作品(オーボエ協奏曲)を手直ししただけ、ということで報酬は約束の半分以下しか受け取れなかった。当時のフルートは楽器の構造が不完全で音が取りにくく演奏が困難であったことから、 モーツァルトは嫌っていたとされている。

第1番は第2番と異なり初めからフルートのために書かれただけに、当時のフルートの音域を十分に駆使し、特色を生かした作品となっている。なおこの曲にもオーボエ協奏曲への後世の編曲がありハインツ・ホリガーなどが録音している。K.313a。
なお、フルートと管弦楽のためのアンダンテ ハ長調 K.315は、一説にはこの協奏曲の第2楽章に代わるものとして書かれたとされる。

独奏フルート、オーボエ2(フルート2)、ホルン2、ヴァイオリン2部、ヴィオラ、低弦(チェロ、コントラバス) 旧モーツァルト全集では第2楽章でオーボエの代わりにフルートを指定しているが、当時の奏者は両方の楽器をこなせるのが普通だった。

3楽章からなる。演奏時間は約20分。
第1楽章 アレグロ・マエストーソ ト長調 4分の4拍子 協奏風ソナタ形式
第2楽章 アダージョ・ノン・トロッポ ニ長調 4分の4拍子 ソナタ形式
第3楽章 ロンド テンポ・ディ・メヌエット ト長調 4分の3拍子 ロンド形式

モーツアルト:フルート協奏曲第1番 K.313

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