モーツアルト:ディベルティメント Divertimento 第17番 ニ長調 K.334

指揮: ヘルベルト・フォン・カラヤン Herbert von Karajan
ベルリンフィルハーモニー管弦楽団 Berliner Philharmoniker
1987年5月1日 ベルリンフィルハーモニーホール Berliner Philharmonie

ディヴェルティメント第17番ニ長調 K.334(320b)は、ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトが1779年に作曲した管弦楽用のディヴェルティメント。全部で20数曲あるディヴェルティメントの中で、おそらく最も有名なものの一つだろう。全体が明るく美しい旋律に富み、流麗や優雅でパリ風の華やかさもある。上品な娯楽音楽として最もふさわしい音楽である。
そしてもう一つ、この曲を名高いものにしているのが、第3楽章のメヌエットである。このメヌエットはしばしば『モーツァルトのメヌエット』と呼ばれ、ヴァイオリン独奏や、弦の重奏などで単独でもしばしば演奏され、広く愛好されるようになっている。

作曲の動機
確かな作曲年代は不明だが、モーツァルトが父に当てた1782年5月8日、28日の手紙に登場する「ロービニヒの音楽」がこの作品だろうと推測されている。ザルツブルクの名門貴族ロービニヒ家の長男であるジークムントのザルツブルク大学法学部卒業祝いのために作曲されたのだろうと推測される。

構成
第1楽章 アレグロ ニ長調 4/4拍子 ソナタ形式
第2楽章 主題と6つの変奏曲、アンダンテ ニ短調 2/4拍子
第3楽章 メヌエット ニ長調 3/4拍子 複合三部形式
第4楽章 アダージョ、イ長調 2/2拍子 ソナタ形式
第5楽章 メヌエット ニ長調 3/4拍子 ロンド形式
第6楽章 ロンド、アレグロ ニ長調 6/8拍子

ディヴェルティメント(伊: divertimento)は、18世紀中頃に現れた器楽組曲である。語源はイタリア語の「divertire(楽しい、面白い、気晴らし)」に持ち、明るく軽妙で楽しく、深刻さや暗い雰囲気は避けた曲風である。フランス語ではディヴェルティスマン(divertissement)。日本語では嬉遊曲(喜遊曲、きゆうきょく)とも訳される。
貴族の食卓・娯楽・社交・祝賀などの場で演奏され、楽器編成は特に指定はなく、三重奏、四重奏、弦楽合奏、管楽合奏、小規模のオーケストラなど様々である。また形式・楽章数ともに自由である。演奏の目的を同じとするセレナーデと似ているが、セレナーデが屋外での演奏用であるのに対し、ディヴェルティメントは室内での演奏用だとされる。
18世紀にハイドンやモーツァルトらによって多くの作品が書かれ、19世紀にはいったん廃れたが、20世紀に復活し、バルトークらによって作品が残されている。

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