ハイドン:交響曲 第104番 ニ長調 『ロンドン』 第1楽章

指揮:マリス・ヤンソンス Mariss jansons
バイエルン放送交響楽団 Symphonieorchester des Bayerischen Rundfunks

 

交響曲第104番ニ長調 Hob.I:104は、フランツ・ヨーゼフ・ハイドンが1795年にロンドンで作曲した交響曲で、ロンドン交響曲のうちの1曲。ハイドンの代表作のひとつであり、『ロンドン』の愛称で知られている。

ハイドンが作曲した最後の交響曲である。『ロンドン』の愛称は19世紀になってから付けられたものであるが、この曲だけでなく12曲の「ロンドン交響曲」全てがロンドンに関係しているので、特別な意味はない。

第1楽章 Adagio - Allegro ニ短調、4/4拍子 - ニ長調、2/2拍子。序奏付きのソナタ形式。
壮大なニ短調の序奏で始まる。提示部は弦楽器によるニ長調の第一主題の提示で始まる。複雑な転調をせずに、まっすぐイ長調に転調して第一主題を再び木管楽器で提示する。第二主題はイ長調で木管楽器と弦楽器で提示される。提示部は小結尾で閉じ、第一主題の後半のリズムを使ってロ短調で始まる展開部に入る。展開部はオーケストラの全奏で閉じる。再現部では第一主題がニ長調で再現する。最後はニ長調のコーダで閉じる。

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