ベートーヴェン:交響曲 第9番 作品125 (合唱付き)

指揮:ズービン・メータ Zubin Mehta
NHK交響楽団 NHK Symphony Orchestra
合唱:東京オペラ・シンガーズ Tokyo Opera Singers
並河 寿美 Hisami Namikawa (soprano) | 藤村 実穂子 Mihoko Fujimura (mezzo-soprano)
福井 敬 Kei Fukui (tenor) | アッティラ・ユン Attila Jun (bass)
収録:April 10, 2011 東京文化会館
3.11 東日本大震災 被災者支援チャリティー・コンサート

1.Allegro ma non troppo, un poco maestoso 0:00
2.Scherzo 15:50
3.Adagio molto e cantabile 27:49
4.Presto -- Allegro ma non troppo -- Vivace -- Adagio cantabile -- Allegro assai 41:15
5.O Freunde -- Ode to Joy 47:45

2011年4月10日、東日本大震災の影響で外国人指揮者の演奏会の多くがキャンセルとなる中、東京・春・音楽祭-東京のオペラの森-(2011年)公演においてベートーヴェンの「第九」を指揮。渾身の演奏で熱狂的なスタンディング・オベーションを巻き起こした。管弦楽はNHK交響楽団。独唱は並河寿美、藤村実穂子、福井敬、アッティラ・ユン。合唱は東京オペラシンガーズ(合唱指揮:宮松重紀)。公演の収益が全額寄付されるチャリティー・コンサートであった。「第九」演奏に先立って、メータのスピーチ及び震災犠牲者への黙祷が行われ、J.S.バッハの「G線上のアリア」が演奏された。N響とは、マーラーの「巨人」(N響創立70周年記念演奏会)以来2度目の共演となった。

以下は、公演に先立って発表されたコメント。 「今月のフィレンツェ歌劇場日本公演を無念にも途中で切り上げなければならなくなって以来、この偉大な国、日本を襲った未曾有の悲劇の後に、何かこの国の素晴らしい人々を助けられることがないかと考えておりました。 この度、厳しい苦境に立たされている多くの人々を勇気づける機会を与えてくださったNHK交響楽団、東京・春・音楽祭、そしてサントリーホールの皆さん、それにフィレンツェ歌劇場日本公演を主催したNBS(日本舞台芸術振興会)にも感謝したいと思います。」

2011年3月27日 ズービン・メータ

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