ベートーヴェン:交響曲 第9番 作品125 「合唱付き」THE BERLIN CELEBRATION CONCERT

指揮:レナード・バーンスタイン Leonard Bernstein
バイエルン放送交響楽団 Symphonieorchester des Bayerisches Rundfunks
THE BERLIN CELEBRATION CONCERT is an historic performance marking the fall of the Berlin Wall.
Performed on Christmas Day 1989 in the former East Berlin

ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンの交響曲第9番ニ短調作品125(ドイツ語:Sinfonie Nr. 9 d-moll op. 125)は、ベートーヴェンの9番目にして最後の交響曲である。副題として合唱付きが付されることも多い。また日本では親しみを込めて第九(だいく)とも呼ばれる。第4楽章はシラーの詩『歓喜に寄す』が用いられ、独唱および合唱を伴って演奏される。その主題は『歓喜の歌』としても親しまれている。古典派の以前のあらゆる音楽の集大成ともいえるような総合性を備えたと同時に、来るべきロマン派音楽の時代の道しるべとなった記念碑的な大作である。

第1楽章 Allegro ma non troppo, un poco maestoso
ニ短調 2/4拍子、ソナタ形式。第1楽章において、ベートーヴェンの比類なき天才性が示される。
ソナタ形式によるが、以下の点で型破りである。
1.神秘的な空虚五度の和音で始まる。
2.習慣的な反復記号を欠いている。
3.通常平行調または属調で現れる提示部第2主題が下属調の平行調になっている(通常のソナタ形式であれば、短調の第1主題に対し、第2主題は3度上の平行長調であるヘ長調で現れるべきだが、ここでは逆に3度下の変ロ長調が使用されている。この調性は、第3楽章や第4楽章で重要な働きをする)。
4.再現部の冒頭が、展開部と第1楽章のクライマックスを兼ね添えていて、提示部のそれとかなり異なる雰囲気である。
冒頭の弦楽器のトレモロにのせて第1主題の断片的な動機が提示され、それが発展して第1主題になるという動機の展開手法は非常に斬新なものである。第1主題は、ニ音とイ音による完全五度を骨格とした力強い主題であり、この完全五度の関係は、この作品全体にわたって音楽に大きな律動感を与えている。
第2主題部の導入部は、第4楽章で現れる「歓喜」の主題を予め暗示させるような効果を持つ。
コーダの不気味な半音階オスティナートは、メンデルスゾーンの交響曲第3番や、とりわけブルックナーの交響曲第2番・第3番に強い影響を与えている。

音楽の森 ベートーベン:交響曲 第9番

inserted by FC2 system