指揮:オットー・クレンペラー Otto Klemperer
ニュー・フィルハーモニア管弦楽団 New Philharmonia Orchestra
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第1楽章 Allegro vivace e con brio 3/4拍子 ヘ長調
ソナタ形式(提示部反復指定あり)。
序奏がなく、いきなり華やかなトゥッティで始められる。古典的な印象を受けるが、第2主題が3度調であるイ長調、かつワルツ調に提示されるなど、工夫が見られる。スフォルツァンドを多用し、ヘミオラでリズムを刻む展開部はベートーヴェンには珍しく手短にまとまっているが、その分非常に密度が濃くなっており印象的である。オクターブで跳躍するタタタタッのリズムが特徴的である。