ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲集「四季」から 春 (La Primavera) RV 269

Voices of Music
ヴァイオリン: アラナ・ユセフィアン Alana Youssefian

0:00 I: Allegro
3:37 II: Largo
6:24 III: Allegro

「四季」(イタリア語:Le quattro stagioni、英語表記はThe Four Seasons)は、イタリアの作曲家・アントニオ・ヴィヴァルディによって作曲された、12曲から成るヴァイオリン協奏曲集。
 
《和声と創意への試み》 (Concerti a 4 e 5 "Il cimento dell'armonia e dell'inventione") 作品8の内、第1集すなわち第1曲から第4曲までの「春」「夏」「秋」「冬」に付けられた総称である。ただし、ヴィヴァルディ自身による命名ではない。
「四季」の各協奏曲はそれぞれ3つの楽章から成っている。それぞれの楽章にはソネットが付されていて、作者は不明である。このソネットゆえ、この曲は標題音楽に分類される。 ヴィヴァルディはこの「四季」で新しい旋律法やダイナミズムを追求した。
1725年に発刊され、モルツィン伯爵ヴェンツェスラウに献呈されている。
 
協奏曲第1番 ホ長調、RV.269「春」(La Primavera)Proljece
Ⅰ アレグロ ( Vivaldi Spring mvt 1 Allegro) 春がやってきた、小鳥は喜び囀りながら祝っている。小川のせせらぎ、風が優しく撫でる。春を告げる雷が轟音を立て黒い雲が空を覆う、そして嵐は去り小鳥は素晴らしい声で歌う。鳥の声をソロヴァイオリンが高らかにそして華やかにうたいあげる。

Ⅱ ラルゴ ( Vivaldi Spring mvt 2 Largo) 牧草地に花は咲き乱れ、空に伸びた枝の茂った葉はガサガサ音を立てる。羊飼は眠り、忠実な猟犬は(私の)そばにいる。弦楽器の静かな旋律にソロヴァイオリンがのどかなメロディを奏でる。ヴィオラの低いCis音が吠える犬を表現している。

Ⅲ アレグロ(田園曲のダンス) ( Vivaldi Spring mvt 3 Allegro) 陽気なバグパイプにニンフと羊飼いが明るい春の空の下で踊る。

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