ヘンデル：管弦楽組曲「水上の音楽」"Water Music" 　第1組曲 HWV 348 - 第2組曲 HWV 349 - 第3組曲 HWV 350

指揮 & ヴァイオリン：ゲオルク・カルヴァイト VitaGeorg Kallweit
ベルリン古楽アカデミー Akademie für Alte Musik Berlin （1982年に東ベルリンに設立された古楽器オーケストラ）
Recording: 10 January 2016, The Concertgebouw Amsterdam for The Sunday Morning Concert Handel's Water Music

Suite 1 (HWV 348): As izckloable has written.
01. I. Overture: Largo-Allegro 00:00
02. II. Adagio e staccato 03:08
03. III. Allegro 05:04
04. IVa. Andante 07:14
05. IVb. Allegro da capo 09:28
06. V. Allegro 11:43
07. VI. Air 14:39
08. VII. Minuet 18:02
09. VIII. Bourree 20:28
10. IX. Hornpipe 21:22
11. X. Allegro moderato 22:47

Suite 2 (HWV 349): As izckloable has written.
12. I. Allegro 26:43
13. II. Alla hornpipe 28:48

Suite 3 (HWV 350):
14. I. Minuet 31:28
15. IIa. Rigaudon 1 34:30
16. IIb. Rigaudon 2 35:33
17. IIc. Rigaudon 1 da capo 36:27

Suite 2 (HWV 349):
18. IV. Lentement 37:03
19. V. Bourree 38:39

Suite 3 (HWV 350):
20. IIIa. Minuet 1 39:59
21. IIIb. Minuet 2 40:52
22. IVa. Gigue 1 42:25
23. IVb. Gigue 2 42:54
24. IVc. Gigue 1 da capo 43:23

Suite 2 (HWV 349):
25. III. Minuet 43:54

水上の音楽（英: Water Music）は、ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデルが作曲した管弦楽曲集。
弦楽合奏とオーボエ、ホルン、トランペット、フルート、リコーダーなどからなる管弦楽編成。フランス風序曲形式による序曲と、舞曲形式を主とする小曲数曲の楽章からなり、管弦楽組曲のジャンルに属する。今日ではヘンデルの代表的な管弦楽作品の一つとして知られる。
演奏時間は約45分（各27分、9分、9分）

ヘンデルは、1710年にドイツのハノーファー選帝侯の宮廷楽長に就いていたが、1712年以降、帰国命令に従わず外遊先のロンドンに定住していた。ところが、1714年にそのハノーファー選帝侯がイギリス王ジョージ1世として迎えられることになる。

そこでヘンデルが王との和解を図るため、1715年のテムズ川での王の舟遊びの際にこの曲を演奏した、というエピソードが有名であるが、最近の研究では事実ではないと考えられている。しかし現在確実とされているのは、1717年の舟遊びの際の演奏であり、往復の間に3度も演奏させたという記録が残っている。後、1736年にプリンス・オブ・ウェールズの妃に決まったオーガスタを迎えるための舟遊びが催され、そこでも『水上の音楽』が演奏されているが、この曲は1717年の曲とは別のものであったらしい。現行の『水上の音楽』は、これらの舟遊びに関係して数度に分けて作曲、演奏されたものと今日では考えられている。

第1組曲 ヘ長調 HWV 348（9曲）　
オーボエ、ホルン主体 第1曲「序曲（ラルゴ - アレグロ）」
第2曲「アダージョ・エ・スタッカート」
第3曲「（アレグロ） - アンダンテ - （アレグロ）」
第4曲「メヌエット」
第5曲「エアー」
第6曲「メヌエット」
第7曲「ブーレ」
第8曲「ホーンパイプ」
第9曲（アンダンテ）

第2組曲 ニ長調 HWV 349（5曲）　
トランペット主体 第1曲（序曲）
第2曲「アラ・ホーンパイプ」
第3曲「ラントマン」
第4曲「ブーレ」
第5曲「メヌエット」

第3組曲 ト長調 HWV 350（5曲）　
フルート、リコーダー主体 第1曲（メヌエット）
第2曲「リゴードン」
第3曲「メヌエット」
第4曲（アンダンテ）
第5曲「カントリーダンスI・II」