バッハ:ヴァイオリン ソナタ 第2番 Grave

ヴァイオリン:ヘンリク シェリング Henryk Szeryng

|Grave|FugeAndanteAllegro

ヘンリク・シェリング(Henryk Szeryng, 1918年9月22日 - 1988年3月8日)はユダヤ系ポーランド人で、メキシコに帰化したヴァイオリニスト・作曲家。
シェリングはたくさんの録音を残しており、バッハの無伴奏ヴァイオリンのための作品は、ミルシテインの演奏と並んで評価が高い。
シェリングは、ドイツやフランスで学んだ結果、ヨーロッパのあらゆる地域の演奏スタイルを吸収した。その意味では折衷的な演奏スタイルであり、同時代のヴァイオリニストに比べると、とりたてて個性的とはいえないものの、どの時代の、どの地域の作品も弾きこなすだけの柔軟さや器用さを兼ね備えていた。力強いボウイングと巧みなテクニックのコントロールによって出される響きのつやは、ハイフェッツやミルシテインの演奏にも通じる一方、ベートーヴェンの協奏曲では、作品の内面的な性格を優先的に表出するなど、シゲティやメニューインらの精神的な解釈にやや近い。また、性格的小品やアンコール・ピースでは、一定の品格を保ちながらも、さりげなく音楽の喜びをもりこんでおり、しかも典雅な趣きや美音ゆえにグリュミオーの演奏を連想させる。

ヘンリク・シェリング

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