J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリン ソナタ 第1番 ト短調 BWV 1001 

ヴァイオリン独奏: アルテュール・グリュミオー Arthur Grumiaux

ヨハン・セバスティアン・バッハの作曲した無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータBWV 1001-1006は、3曲ずつのソナタ(BWV番号は奇数)とパルティータ(BWV番号は偶数)合計6曲からなり、ヴァイオリン独奏の楽曲として、今日では古今の名作の一つに数えられる。

ソナタ第1番ト短調 BWV 1001
全6曲の導入にふさわしい厳粛な雰囲気を持っている。なおバッハは、この曲の第2楽章を、リュートのためにも編曲している(フーガ ト短調 BWV 1000)。
Ⅰ Adagio 4重音から始まり、全曲を通じて重音を多用する。自由な旋律の動きをもち、プレリュード風の曲である。
Ⅱ Fuga. Allegro 4弦しかないヴァイオリンで複数声部のフーガを滑らかに弾くのは技巧が必要である。途中に単旋律が現れるが、
 ヴァイオリンの残響を利用して旋律を支える和音も表現されており、バッハの高い作曲技術が垣間見える。
Ⅲ Siciliano 変ロ長調 その名の通りシチリアーナ形式の舞曲。
Ⅳ Presto 上昇音型、下降音型を多用する。後にブラームスがピアノによる編曲を二曲遺している。

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