J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ 第2番 BWV 1004 より シャコンヌ Chaconne

ヴァイオリン: 庄司 紗矢香 Sayaka Shoji
Eglise de Verbier Station, Switzerland Verbier Festival 2011

パルティータ第2番ニ短調 BWV1004
257小節に及ぶ長大な「シャコンヌ」を終曲にもつこのパルティータ第2番はこの曲集の頂点の一つを形成するもので、最も著名な作品である。全5曲。
1.Allemande
2.Courante
3.Sarabande
4.Gigue
5.Chaconne

シャコンヌの名称どおり変奏曲の形式を持つが、ニ長調の中間部を有する三部形式とも取れる。音楽的な構成としては、冒頭の8小節に現れる低音の下行テトラコードをシャコンヌ主題とし、種々の変形を受けながらこの主題が32回現われ、そのたびに上声を連続的に変奏する壮大な作品となっている。
当曲はヴァイオリン独奏以外の楽器のために編曲される事が多く、エディソン・デニソフは全曲に管弦楽伴奏を施し、ヴァイオリン協奏曲に編曲している。シャコンヌ単体ではヨハネス・ブラームスによる左手の練習のためのピアノ版、フェルッチョ・ブゾーニによる両手のためのピアノ版、レオポルド・ストコフスキーや斎藤秀雄による管弦楽版など様々に編曲されている。

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