バッハ:インベンション 第1番 BWV.772 - 第5番 BWV.776

ピアノ演奏:グレン・グールド Glenn Gould

 

第1番 ハ長調 BWV 772 4分の4拍子。主題はC-D-E-F-D-E-Cの16分音符とG-C-H-Cの8分音符とからなる。新バッハ全集では一つの変奏例と位置づけている。

第2番 1:31 ハ短調 BWV 773 4分の4拍子。8度(オクターブ)のカノン。後半は左手が先行する。冒頭の10小節と(2小節の間奏を挟み)後半の6小節目までは2小節遅れの厳格なカノン。主題には溜息の音型が含まれる。

第3番 4:25 ニ長調 BWV 774 8分の3拍子。左手のオクターブの上に右手が優雅な主題を奏でる。

第4番 5:24 ニ短調 BWV 775 8分の3拍子。上昇音階を中心にした主題。しばしば非常に速いテンポで演奏される。

第5番 6:10変ホ長調 BWV 776 4分の4拍子。二重対位法。

インベンションとは、器楽曲の1ジャンルであり、通常は「ビチニア」の流れを汲む、2声体の鍵盤楽曲のことを言う。同様の3声体の鍵盤楽曲は「シンフォニア」というが、慣用的に誤って「3声インベンション」とも呼ばれている。本来はイタリアやドイツのバロック音楽のジャンルであり、イタリア語でインヴェンツィオーネ(invenzione)、ドイツ語でインヴェンツィオーン(Invention)というが、日本では、特にピアノ界において伝統的に英語読みすることが根付いており、表記は「インヴェンション」ではなく「インベンション」が定着している。
最も有名な作品は、バッハの《インベンションとシンフォニア》の前半部分である。バッハのインベンションは、教育的な意図から作曲され、たいてい公開演奏されることはなく、ピアノの学習者の教材に利用されることが多い。しかしながら、これらの芸術性を認めた多数のチェンバロ及びピアノ演奏家が様々なアプローチで録音を残している

インベンション

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