J.S.バッハ:フランス組曲 第5番 BWV816

チェンバロ: ブランディーヌ・ランヌー Blandine Rannou

ヨハン・セバスチャン・バッハのフランス組曲BWV812-817はケーテンで過ごした1722年頃の作品群。鍵盤楽器のための6つの組曲であり、比較的演奏は容易。イギリス組曲が短調作品が多く、演奏も技術が求められ、峻厳な曲想であるのと好一対をなしている。
この時期先妻を亡くし、15歳下のアンナ・マグダレーナ・ヴィルケと再婚している。創作の意欲も衰えがなく、本作をはじめ多くの鍵盤楽器曲が残されている。

フランス組曲 第5番 BWV816 ト長調。
曲中ではBWV817とならび有名。穏やかなアルマンドは巧みに3度の和声を織り込んでいる。クーラントは華やかな下降音階を中心とするもの。ブーレは6度の和音が美しい。終曲は快速な三連符の無窮動。
Ⅰ アルマンド Allemande
Ⅱ クーラント Courante
Ⅲ サラバンド Sarabande
Ⅳ ガヴォット Gavotte
Ⅴ ブーレ Bourree
Ⅵ ルール Loure
Ⅶ ジーグ Gigue

フランス組曲 (バッハ)

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