指揮:ヴラディーミル・ゴルシュマン Vladimir Golschmann
トロント交響楽団 Toronto Symphony Orchestra
ピアノ演奏: グレン・グールド Glenn Gould
チェンバロ協奏曲第7番ト短調の原曲は、ヴァイオリン協奏曲第2番と共に有名なヴァイオリン協奏曲第1番 イ短調 BWV1041の編曲である。1727年から1742年頃に作曲されたと考えられている。
構成は3楽章からなり、演奏時間は約13分。
・第1楽章 (アレグロ) ト短調、4分の2拍子。
引き締まった面もちのリトルネッロ形式。
・第2楽章 (アンダンテ) 変ロ長調、4分の4拍子
冒頭のバッソ・オスティナート音型が繰り返される中、3連音符を主体とした装飾旋律が歌い込まれる。
・第3楽章 (アレグロ・アッサイ) ト短調、8分の9拍子。
軽快な音の流れの中に、堅実なフーガの技法を盛り込んだフィナーレ。