指揮 & ピアノ: アンドラーシュ・シフ Andras Schiff
Orchester de Chambre de Lausanne
Recorded at Victoria Hall, Geneva on 16 Dec 2020
00:31 - I. [no tempo marking]
08:20 - II. Adagio e piano sempre
13:39 - III. Allegro
チェンバロ協奏曲第3番 ニ長調 BWV1054
原曲は今日でも演奏される有名なヴァイオリン協奏曲第2番 ホ長調 BWV1042である。ヴァイオリン協奏曲第2番として演奏される機会が多く、チェンバロ協奏曲として演奏されることは少ない。
チェンバロの奏法が存分に取り入れられ、独自の魅力を持っている。1738年から1742年頃にかけて作曲されたと考えられている。
構成は3楽章からなり、演奏時間は約17分。
第1楽章 (アレグロ)ニ長調、2分の2拍子。
原曲のテンポの表記は「アレグロ」である。チェンバロ協奏曲第2番の両端楽章と同じ形式による。
第2楽章 アダージョ・エ・ピアノ・センプレ ロ短調、4分の3拍子。
バッソ・オスティナート風の低音旋律に導かれて、チェンバロが甘美なカンティレーナを奏でる。
第3楽章 アレグロ ニ長調、8分の3拍子。
軽やかな主題によるロンド形式。