J.S.バッハ：ミサ曲 ロ短調 Messe in h-moll BWV 232

指揮：ヨハネス・ヒーメツベルガー Johannes Hiemetsberger
Orchester Wiener Akademie
Chorus sine nomine
Johanna Falkinger - soprano | Johanna Zachhuber - alt
Sebastian Taschner - tenor | Stefan Zenkl - bass
BRIXNER INITATIVE MUSIK UND KIRCHE 15.07.2021 - Cathedral Brixen

Kyrie 1. Kyrie eleison 00:00 2. Christe eleison 09:03 3. Kyrie eleison 13:50 Gloria 4. Gloria in excelsis Deo 17:43 5. Et in terra pax 19:30 6. Laudamus te 24:18 7. Gratias agimus tibi 28:21 8. Domine Deus 31:13 9. Qui tollis peccata mundi 36:12 10. Qui sedes ad dextram Partis 39:05 11. Quoniam tu solus sanctus 43:03 12. Cum Sancto Spiritu 47:47

Symbolum Nicenum 13. Credo in unum Deum 51:54 14. Patrem omnipotentem 53:36 15. Et in unum Dominum 55:36 16. Et incarnatus est 59:31 17. Crucifixus 01:02:26 18. Et resurrexit 01:05:15 19. Et in Spiritum Sanctum 01:09:30 20. Confiteor unum baptisma 01:14:28 21. Et expecto resurrectionem 01:17:12 Sanctus - Bendictus 22. Sanctus 01:20:35 23. Osanna in excelsis 01:24:48 24. Benedictus qui venit 01:27:26 25. Osanna in excelsis 01:31:46 Agnus Dei 26. Agnus Dei 01:34:28 27. Dona nobis pacem 01:39:43

ミサ曲 ロ短調 (BWV 232) は、ヨハン・ゼバスティアン・バッハの作曲したミサ曲。日本語ではロ短調ミサなどとも称される。早くは1724年に書かれたものを部分的に含むが、最終的に完成したのは、J.S.バッハの死の前年の1749年である。現代では、マタイ受難曲、ヨハネ受難曲と並び、バッハの作品の中でも最高峰に位置するとされている。

ミサ曲ロ短調は、バッハの生涯を通しての合唱曲と神学への関わりの総決算として、フーガの技法と並ぶ象徴的な作品と広く考えられている。のみならず、しばしば「クラシック音楽」の最高傑作の一つともみなされている。アルベルト・バッソはこの作品について、次のように評している。「ミサ曲ロ短調は、全人生を捧げて書かれている。1733年に「外交的な」理由で作曲がはじまり、バッハがすでに盲目となっていた、人生最晩年に完結した。この記念碑的な作品は、「ライプツィヒのカントール」が編み出した、音楽の様式と技術のすべてを結集したものである。しかしまたこの作品は、カトリック的な神の讃美の世界と、ルター派的な十字架信仰の世界が、類のないほど衝撃的に出会う場でもある。」